□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年8月4日第595号 ■ ============================================================= 天皇陛下の「お気持ち表明」をめぐるせめぎ合いが続いている ============================================================= きょう8月4日の朝日新聞が、生前退位ついて天皇陛下が自らのお気持ちを表明する事について、要旨次のように一面で報じている。 表明の日程が8日に固まった。 首相官邸が関係者に明らかにした。 これまでの誕生日会見と同様に、録画した映像や写真を写真を時間を置いて公表する方向で検討されている。 テレビ中継の可能性も残されているが、突破事案への対応を懸念する声もあり、首相官邸と宮内庁は調整を進めている。 この朝日の記事は何を意味しているか。 ズバリ、お言葉表明について、宮内庁と安倍官邸との間ではげしいせめぎ合いがいまも続いているということだ。 この朝日の記事に目新しいものは何もない。 8月8日に表明されるということは既に報じられている決定事項だ。 ビデオ収録による表明かテレビ中継による表明化という最も重要な事を含め、そのお言葉がどのようなものになるのか、それは天皇陛下自らの言葉か、官邸が関与することになるのか、など、重要なことは何も報じられていない。 決まっていないのだ。 こんなに重要な天皇陛下のお言葉表明について、直前になっても決まらないのは異常だ。 そして、この朝日の記事についても、それが宮内庁が明らかにしたものではなく、首相官邸関係者が明らかにしたと書かれているのも異常だ。 しかも、首相官邸と宮内庁の間で調整が進められているというが、宮内庁内部でも、天皇側近の幹部と、行政機関としての宮内庁の微妙な違いがある。 はたして、8月8日の天皇陛下のお気持ち表明という一大事は、いつ正式発表されるのか。 そしてその形式とお言葉自体は最終的にどのようなものになるのか。 すべてはここ二日、三日の間に決まる。 それによって、安倍首相が天皇陛下のお気持ちまでも、畏れおおくも左右することになるのか、そのことがわかる。 今世紀最大のイベントがもうすぐ行われる(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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