□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年7月18日第555号 ■ ============================================================= 馬毛島を視察した翁長知事とそれに反発する地元住民に思う ============================================================= 参院選を境にすっかりニュースから消えてしまった感のある辺野古移転問題であるが、きょう7月18日の毎日新聞に私の目が釘付けになった。 それは見落としそうな一段の小さな記事であるが私には重要に思えた。 その記事は、沖縄の翁長知事が、普天間飛行場の運用停止を目指して、米軍機訓練の移転先として活用の可能性を探るためにきょう7月18日に鹿児島県の馬毛島を視察するという記事だ。 そして、それに対し、地元住民や市民団体が反対していると言う記事だ。 翁長知事は、自分は間違っていた、米軍の抑止力はある、そういって辞任した鳩山元首相を、その著書「戦う民意」(角川書店)で厳しく批判している。 その翁長氏は、いまみずから鳩山元首相の誤りを繰り返そうとしているのではないか。 辺野古移設さえ阻止出来れば鹿児島県に新基地ができてもいいのか。 これが、翁長知事のいう、沖縄だけに負担を押しつけるのは理不尽だということなのか。 他の県の住民も沖縄の住民と同様に、米軍基地の負担を分担しろということなのか。 これでは、とても辺野古新基地建設の阻止は出来ない。 しかも馬毛島の活用は、おおさか維新の会の下地幹夫衆院議員が提案している案だ。 そんな提案を受け入れると言わんばかりだ。 地元住民が反発するのは当然だ。 いつまでたっても日米両政府に辺野古移設を思いとどまらせる事の出来ない翁長知事に、私の不安と不満は増すばかりである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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