□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年7月14日第548号 ■ ============================================================= 米国の高高度迎撃システムを受け入れた韓国の大間違い ============================================================= 繰り返し書いてきた通り、朴政権が米国の圧力に屈して高高度ミサイルを受け入れた事は、大きな誤りであり残念な事だ。 軍事力の強化では、安全は守れないどころか、危険を増すだけだからだ。 韓国にとって重要な隣国である中国との関係を悪化させるからだ。 米国の迎撃ミサイルを置けば、その場所が攻撃対象になり危険度が増すからだ。 しかし、それだけではない。 きょう7月14日の日経新聞が書いている。 設置が決まった場所(韓国南部・慶尚北道の星州)の射程には米軍基地や施設が多く含まれると。 ソウルなど首都圏の大部分は射程から外れると。 これを、日経新聞は「米軍施設の防衛重視」の配備だと書いている。 同時にまた日経のその記事は、韓国国防政策室長の次の言葉を紹介している。 すなわち、この配備で国土全体の二分の一から三分の二の地域に住む国民の安全をさらに強固すると。 つまり米国を守るために、国民の安全の三分の一から二分の一を犠牲にすると言っているのだ。 防衛は自国国民を100%守るものではないのか。 どう考えても今度の米国の迎撃システムの設置は韓国の為にはならない。 よくも朴大統領はそのようなミサイル設置を受け入れたものだ。 よくも韓国国民は朴大統領のそのような判断を許しているものである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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