□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年7月14日第547号 ■ ============================================================= ついに「安保法は違憲」と訴えた現職自衛官があらわれた ============================================================= きのう7月13日の朝日新聞が書き、そしてきょう7月14日の東京新聞が書いた。 現職の陸上自衛官が集団的自衛権の行使は違憲であり、「防衛出動」の命令に従う義務はないと提訴していたことがわかったという。 この自衛官が東京地裁に提訴したのは3月30日であり(東京新聞)、その第一回口頭弁論が7月11日に開かれたと言う。 こんな提訴が行われていたとは知らなかった。 もしこの提訴が、野党共闘の支持を得て行われているものであれば、それは政局がらみの提訴である私の関心はたちどころに失せる。 しかし、この訴訟が個人的なものであるとしたら俄然私は興味を持つ。 退職した反戦自衛官なら何人もいる。 しかし、現職の自衛官でありながら、安倍首相が強行した集団的自衛権行使を違憲だとして提訴するのは、捨て身の覚悟と勇気が必要だと思うからだ。 彼こそが打倒安倍の先頭に立つべき英雄であると思うからだ。 この朝日と読売の記事がきっかけで、この自衛官の違憲訴訟の事がこれからどんどんとメディアで報じられるようになってほしい。 はたしてそうなるのだろうか(了)

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