□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年7月14日第544号 ■ ============================================================= 大きな歴史の流れが本物の政治の出現を催促している ============================================================= 天皇陛下が「生前退位」の意向を示されている事がわかり、きょうの各紙は、かつてないほどの大きな見出しでこれを一斉に報じている。 それほど大きなニュースであるということだ。 いうまでもなく天皇制は憲法9条と並んで戦後の日本の国体の根幹だ。 おりしも憲法9条はイスラム国や中国の南シナ海問題で国際政治の挑戦を受けている。 それだけではない。 今の日本は、未曽有の高齢化と財政破たんの中で、国民の多くが年金、医療、社会保障の不安におびえて暮らしている。 これらは、今の日本が歴史的岐路に立っている事を教えてくれている。 歴史の大きな流れを正しく読み取り、それに適切に対応しなければ国の将来は危うい。 ところが、今の日本の政治は、安倍自公政権はもとより、打倒安倍を叫ぶ野党共闘も、これら大きな問題について解決策を見出す事が出来ないまま、政局に明け暮れているばかりだ。 あの冷戦が終わった1989年の時もそうだった。 歴史の転換期こそ、それに対応できる政治の出現が求められる。 いま我に必要なのは政局の勝ち負けではない。 国民の為の正しい政策を追求し、それを実現する本物の政治力だ。 それには、与党も野党もない。右も左もない。 真の政治を可能にする、根本的な政治システムを見つけ出さなければいけない時である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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