□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年6月29日第507号 ■ ============================================================= クリントンの政策に影響を及ぼすサンダースの功績(続) ============================================================= 私は読者からの投稿に基づいて6月26日のメルマガ第500号で書いた。 バーニー・サンダースはクリントン支持に回ったが、単なる撤退ではない、クリントン政権ができたあかつきには、その政策の一部に自らの政策を反映させる事になる、これこそがバー二―候補が健闘した最大の功績だと。 この読者の投稿は、いまからひと月ほど前の米国の報道を紹介したものだ。 日本のメディアは一切書かなかったから私も知らなかった。 しかし、ついにきょう6月29日の読売新聞がワシントン発尾関航也記者の記事で報じた。 バー二―・サンダース上院議員(74)が、7月25-28日の民主党大会で採択される政策綱領に「環太平洋経済連携協定(TPP)反対]を明記するよう求めたと。 サンダース陣営は6月24日ー25日に行われた民主党の政策綱領起草委員会で草案に「TPP反対」を盛り込むよう主張したがクリントン陣営が応じなかったために却下されたという。 そこでサンダース氏は声明を発し、7月上旬の次回起草委員会で要求が受け入れられなければ「民主党大会の議場へ持ち込む」と宣言したのだ。 読売新聞はこれを次のように書いている。 「TPPで譲歩が得られなければ、クリントン氏の挙党体制作りに協力しないと示唆したものだ」と。 バー二―旋風はまだ終わっていなかったということだ。 読者の提供してくれた米国報道はいまも生きていたということだ。 米国大統領選はこれからが本番である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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