□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年5月6日第377号 ■ ============================================================== 民主党政権時代から野放しになっていた自衛隊制服組の暴走 ============================================================== 少し前の記事だが、極めて重要で深刻な記事であるので、ここに書きとどめて置きたい。 4月14日と23日の二回にわけて、東京新聞の「こちら特報部」が、自衛隊制服組の上級幹部学校である「統合幕僚学校」が取りまとめた部内研究報告書を紹介していた。 その詳細をここで書く余裕はないが、一言で言えば安倍首相の集団的自衛権行使容認を先取りした、憲法違反の軍事行動計画の提言書である。 ここまで自衛隊制服組はシビリアンコントロールを逸脱していたのだ。 驚くべき事に、それが作成され、統合幕僚長に提出されたのが2012年3月というから、民主党政権下だったという事実だ。 この特集記事を書いた田原牧記者は「デスクメモ」で書いている。 大げさではなく、この国には軍国主義が復活しつつあるのではないかと。 危ういのは安倍政権の特異性だけではないと。 米国の威光を使い、戦争体制を整える、そんなシナリオが透けて見えると。 野党は、政局のために戦争法反対を叫ぶばかりではなく、いまこそ、この東京新聞の「こちら特報部」が警告した特集記事を深刻に受け止め、自衛隊制服組の暴走を、政治の力で止めなければいけない。 そうしなければこの国は取り返しのつかないことになる(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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