□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１６年２月２４日１６７号
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　　第三次世界大戦の危機を煽り立てる佐藤優の真意を疑う

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　ロシア正教会とローマ教皇庁が歴史的和解をしたのは２月１２日だった。

　その事について、佐藤優が週刊アサヒ芸能最新号（３月３日号）の自らの連載コラムで「世界の火薬庫にどう響くかバチカンとロシアの手打ち」と題して書いている。

　ロシア正教会とローマ法王庁との宗教的対立の経緯と意味合いを長々と書いているのは、大学で宗教学を専攻した元外交官ロシアスクール佐藤優の得意とするところだ。

　しかし、そのような解説を読まなくても最後の一言で彼の言いたい事がわかる。

　すなわち佐藤優はこう締めくくっている。

　「ロシアとバチカンによる対イスラム過激派統一戦線の形成につながる」と。

　つまりイスラム国は第三次世界大戦の引き金になりうる、というわけだ。

　それにしても、佐藤優はこの第三次大戦の危機について最近至るところで言及している。

　その真意はどこにあるのだろうか。

　もしイスラエルのパレスチナ弾圧から目をそらせようとするものなら、許せない情報操作である（了）

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編集・発行：天木直人

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