□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年1月26日第81号 ■ ============================================================== サンマリノに日本の将来の理想を見る ============================================================== 私の好きなテレビ番組の一つにNHKの「世界ふれあい街あるき」というのがある。 テレビカメラを自分の目のようにして、世界の街角をあるいて人々と話を交わす、そういう番組だ。 たまたま私が目にした(1月26日朝8時)のは、サンマリノ共和国の街あるきだった。 そして私は驚いた。 サンマルコは軍隊を持たない中立国を誇りにしているという。 日本のように国論を二分する大騒ぎをすることなく、当然のように平和国家なのだ。 そしてそれを、ノーベル平和賞に、などと売り込むこともない。 それこそが本来の平和国家の姿ではないのか。 しかし私がもっと感心したのは、その国の統治者の選出方法である。 詳しく説明されることはなかったが、(政治番組ではなく観光番組であるから当然だ)次のような説明があった。 すなわち独裁者が出て来ないように半年ごとに改選されるという。 そして統治者は政治家を排し、いまは弁護士や教員がなっているという。 これこそが私が望んでいる究極の政治システムだ。 同様のシステムが世界にあることを私は知っている。 国王や大統領を輪番制にしたり、地方政治家は原則ボラティアであるところも多い。 小国や地方自治体だからそれが許される。 そう決まって反論する者がいる。 しかし、その反論には何の根拠もない。 みながそれを望めば出来るのだ。 それに一番反対する者は誰か。 それは政治を利権と見なし、政治で飯を食おうとする者たちである。 それらの周りに集まって政治好きの者たちだ。 それらを排するのが新党憲法9条構想である。 日本がサンマルコの様な政治システムの国になった時、世界は間違いなく平和で民主的になる。 新党憲法9条はそれを目指したい(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)