□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年11月9日第916号 ■ ============================================================ 思いやり予算を認めろと社説で書いた読売は米国の手先か ============================================================= 思いやり予算の交渉が難航している。 減らしたい日本と、増やしたい米国の立場が、あまりにも食い違っているからだ。 思いやり予算の額を決める特別協定交渉であるというから、日本国民としては見過ごす事の出来ない交渉だ。 しかもこれから5年間の額が決まる。 そんな特別交渉の期限が迫っている。 年度末の予算編成に絡む話だから年内にまとめなければいけないからだ。 それほど重要で今日的な交渉が行われているというのに、この思いやり予算の特別協定交渉について大手メディアが報じることはない。 なぜならば、これほど安倍政権にとって不都合な問題はないからだ。 そう思っていたら、先週の週刊フィライデー(11月13日号)が大きく取り上げた。 それを読むと、あたらめて思いやり予算のひどさに気づく。 もはや日本国民の主権は完全に米国によって否定されている。 そう思っていたら11月5日の東京新聞「こちら特報部」が書いた。 こんな不合理があっていいのかと。 大手新聞も書かなければならないほど屈辱的な交渉が行われているのだ。 ところがである。 ここからがこのメルマガの目的だ。 きょう11月9日の読売新聞が社説でなんと書いたか。 日米同盟の信頼を揺るがさないよう配慮しろと。 こちゃごちゃ書いているが、要するに早く認めてやれ、そう言っているのだ。 ここまで不合理で差別的な思いやり予算に対する米国の要求を、早く認めてやれとは、一体どこの国の新聞なのか。 ここまで書く社説を見たのははじめてだ。 読売新聞は米国のまわしものである。 それを認めているような社説である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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