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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

今度の内閣改造劇の影の主役は小泉進次郎である
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2015年10月8日第824号 ■   =============================================================      今度の内閣改造劇の影の主役は小泉進次郎である  =============================================================  今度の安倍内閣の改造人事ほど、つっこみどころ満載のお粗末な人事はない。  報道されている事を順不同に思いつくまま並べても次のごとくだ。  普天間反対を唱えておきながら寝返った島尻安伊子を沖縄・北方領土担当相にした。沖縄に喧嘩を打っているようなものだ。  あれほど安倍外交にゴマをすった岸田外相の率いる派閥を冷遇した。  これでは派閥の親分の岸田の顔は丸つぶれだ。政治家生命は終わりだ。文字通り岸田は安倍と外務官僚に使い捨てられたということだ。  あれほど原発反対を唱えていた河野太郎が入閣の魅力にあっさり篭絡した。父親の河野洋平ともども信念のない大甘だ。  安倍側近が下品なウルトラ右翼でさらに固められた。  その典型が萩生田光一の官房副長官抜擢だ。  しかも官僚人事を掌握する内閣人事局長だという。  ますます官僚が安倍に従属させられることになる。  丸川珠代が環境大臣だという。  かつて小渕優子が経済産業大臣に抜擢された時、原発再稼働という間違った決定を下す役回りにさせられる、そんな歴史に汚名を残す事に小渕優子は耐えられるか、と書いた事があった。  幸いにも小渕優子は政治資金スキャンダルで辞職し、その役割を免れた。  今度は丸川珠代だ。  環境大臣の最大の問題は核廃棄物の地方押し付けだ。  これに対する住民の抵抗は驚くほど強い。  あのとぼけた望月環境大臣だからこそ、なんとかごまかしてこられたが、これからは正面衝突だ。  そんな役回りを丸川珠代がやれるのか。丸川は住民の反発を抑えるつもりか。  そして加藤勝信の一億総活躍大臣の就任だ。  父親安倍晋太郎と加藤六月の朋友関係がもとで、いまや、母親同士だ大の仲良しだという。そのつながりが縁で、いまや安倍晋三の最も信頼された話し相手が加藤六月の娘の女婿である官僚あがりの加藤勝信だ。  安倍晋三の精神的支え役がいよいよ表に登場して来たというわけだ。  それほど安倍は追い込まれているということだ。  しかし、この一億総活躍相とは何を担当するのか。  本人も分からないこの大臣の仕事は、ただでさえ仕事のないその他の省庁との仕事の奪い合いになる。  このように突っ込みどころ満載の安倍内閣であるが、やはりその中でも私が最も注目したのが幻の小泉進次郎入閣劇だ。  この事につてはあらためて書くことにする(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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