□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年9月29日第798号 ■ ============================================================= 「外交・安保政策は政権が替わっても不変であるべきだ」の大嘘 ============================================================= 親米保守という名のこの国の対米従属者たちは、外交・安全保障という国家の基本方針は政権が替わっても不変であるべきだ、と主張する。 おそらく第二の自民党である岡田民主党などもそう考えているのだろう。 だから共産党が提案した国民連合政府構想には、死んでも反対なのだ。 しかし、こんなバカなことはない。 民意で変えられないことなど、あろうはずがない。 そのことを英国が教えてくれている。 きょう9月29日の各紙が報じている。 英国の野党第一党であるの労働党の新党首となったコービン氏が、英国は核戦力を廃止すべきだと25日のBBCで語ったという。 同じ主張を掲げる第3党のスコットランド民族党と共闘する姿勢を示したという。 もし英国で政権が交代すれば、安全保障政策の根幹が変わる可能性があるのだ。 少なくとも、戦略核ミサイル「トライデント」を搭載した原子力潜水艦の更新はなくなるだろう。 米国の最大の同盟国である英国にしてこうだ。 「日米同盟の解消は政権交代が起きてもあってはならない」とする言説は、対米従属者たちの世迷い事であり、米国に捨てられてはいけないというおまじないでしかない。 日本国民は、いまこそ、そんな迷信から脱すべき時である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)