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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

IAEA総会をメディアはもっと報道すべきだ(読者からの投稿)
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2015年9月22日第772号 ■   =============================================================    IAEA総会をメディアはもっと報道すべきだ(読者からの投稿)  ==============================================================  9月14日からウィーンで始まっているはずなのに、そして今度のIAEA総会は福島原発事故に関するIAEAの最終報告書が議論されているはずなのに、当事国である日本のメデアはその模様をまったく報じない。  私は9月16日のメルマガ第762号でそう書いた。  そしてやはりきょうまで、まったく報じられないままだ。  そんな中で読者から次のような情報提供をいただいた。 以下引用  やっと国際原子力機関の福島第一原発のデニス−フロリ副事務局長の現地からの報告を見つけました。sputnikの今日(18日)の報道です。  「損傷を受けた原子炉から溶け出した核燃料の位置はわかっておらず、その確定には数十年かかる見込み。日本はさまざまな施設に放射能レベルを計測するため、すでにロボットを送り込んだが、ロボットのエレクトロニクスが極度に高い照射を受けて、何の結果も得られなかった。このため、より強度の強いロボットが必要であり、放射能レベルが下がるための時間も必要であり、燃料のある場所がいかなる状態であるにせよ、これをきれいにするための根本的に新たな技術を持つ必要がある。そのあと、燃料の位置がはっきりしたときにそこに入って、燃料を取り除くための技術と機械を開発せねばならない。これを行う際は、オペレーション全体の安全が保証されるようでなければならない。これには年数がかかる。エンジニアとしての経験から言うと数十年かかると思う。」                          引用終わり  IAEAの報告書が完成したのはたしか6月頃だった。  その後もさらに福島原発事故の迷走は続いている。  そしてついに汚染水の海洋放水まで日本はやってしまった。  果たしてIAEA総会で日本の対応を問題視する代表は現れなかったのだろうか。  なお投稿者によればこの会議(筆者註:IAEA総会の事だと思われる)は、しばしば報道人はシャットアウトされているということである。  だから日本のメディアは報じないのだろうか。  そうだとすれば日本のメディアは取材する能力も意思もないと言うことである。  それにしてもIAEA総会の模様がまったく報じられないのは明らかに異常で不自然である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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