□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年9月15日第760号 ■ ============================================================= アボット首相を更迭させた豪州の与党自由党をうらやましく思う ============================================================== 豪州のアボット首相が交代したというニュースを知って驚き、喜んだ。 私は豪州の日本大使館に公使として勤務したからそう思うのだが、このアボット首相ほど米国に従属して豪州をアメリカの子分のようにした首相はいなかった。 安倍首相とそっくりだ。 どうりで二人の関係はよかった。 そのアボット首相が突然交代したのだ。 豪州がこんなことになるということは、これまでのニュースでほとんど目にしたことがなかったから驚き、そして喜んだ。 それにしてもなぜこんなことが、総選挙もないのに起きたのか。 それは与党である自由党が与党党首選挙を行って、交代させたからだ。 そのいきさつが、これまたいい。 アボット政権の通信相であるターンブル氏がアボット首相の経済政策を批判して辞任し、党首選で勝ったから交代劇が起きたという。 そこで思いだすのがわが国の自民党総裁選挙だ。 安倍首相以外の誰でもいいからもう少しましな議員が総裁になれば、日本も大きく変わっただろう。 なにしろ日本では総選挙をやっても政権交代は望めないし、たとえ総選挙に勝っても国を託せるまともな議員は野党にはいない。 自民党の中から安倍に代わる誰かが出てくれば、どんな人物でも安倍よりはましだろう。 自民党総裁が交代すればいいのだ。 しかし、自民党総裁選は無投票で終わった。 私が豪州をうらやましいと思った理由がそこにある(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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