□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年9月10日第745号 ■ ============================================================= テロを恐れてシリア難民を受け入れられない米国と湾岸諸国 ============================================================== きょうの新聞で知った。 米国が難民を受け入れるのに消極的な理由はテロの流入を恐れているからだと。 サウジアラビアを筆頭に湾岸諸国も資金は拠出するが難民の受け入れには消極的であり、批判されている(9月10日毎日など) しかし、テロの流入を恐れるのは独、仏や英国など欧州主要国も同じだ。 なぜ米国やサウジアラビアだけがそこまで消極的なのか。 それだけ米国とサウジアラビアはテロに憎まれているということだ。 テロに対する恐れが格段に強いということだ。 しかし、その仏や英国が、シリア難民の問題の解決はISの根絶しかないといって空爆を強化しようとしている。 さらなる難民が生まれ、仏、英国はテロの攻撃の危険を自ら高めることになる。 シリア難民問題は中東の矛盾そのものである。 シリア難民問題の国際会議は簡単ではない。 日本が沈黙を守るのは、さすがに、日本が手を出せる問題ではないことに気づいているからだろう。 シリア難民問題は中東情勢の絶望的さを象徴している(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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