□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年9月1日第717号 ■ ============================================================= 「下山事件 暗殺者たちの夏」を書評で絶賛した原武史教授 ============================================================== 以前メルマガで私が書いた柴田哲孝氏の「下山事件 暗殺者たちの夏」(祥伝社)の書評が8月30日の朝日に掲載されていた。 評者は明治学院大学の政治思想史の原武史教授である。 その書評で私が注目したのは次の箇所だ。 すなわち著者の柴田氏がこの書をノンフィクションではなく、あえてフィクションと断った理由を述べたくだりだ。 「・・・だが一体、著者のいう『事実』とは何だろうか。言うまでもなく、過去を100%再生することは不可能である。著者の厳しい基準に照らしてみれば、ほとんどの歴史学研究はフィクションと見なされてしまうだろう。そんなことは、著者も承知のはずである。著者は、本書で下山事件の研究を終えたとは思っていないのだ。『事実』執着する姿勢からは、下山事件を永遠のテーマとして自らに課そうとしている覚悟のようなものが伝わってくる」 これ以上ない称賛の書評だ。 そしてそれはまた原田氏自身が下山事件は限りなく暗殺であったに違いないと考えている書評でもある。 過去を100%再生することは不可能である。 そのとおりである。 そしてそれはとりもなおさず歴史の真実はいつまでたっても100%究明されることはないということである。 すべてを陰謀論で片付けようとするのも間違いなら、限られた自らの知識で史実をきめつけるのもまた間違いだということである。 歴史の究明には謙虚であるべきだということである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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