□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年2月20日第157号 ■ ============================================================== これで安倍暴走を阻止するクーデターが起こらないほうがおかしい ============================================================== 報じられる安倍首相の国会答弁を、断片的に見たり聞いたり読んだりしているだけでも、そのあまりの暴言、嘘、開き直りには心底あきれ果てる。 こんな粗末で品のない首相がかつてこの国にいたか。 クーデターが起きないほうがおかしいと思う。 もちろん、ここでいうクーデターとは暴力で政権を倒すことではない。 政権内部の者の中から、異議申し立てを唱える者が出てくるということだ。 実際のところ、ここまで安倍首相が暴走しているというのに、安倍首相の言っていることや、やろうとしていることはおかしい、と声を上げる者が一人も出てこないほうがおかしい。 そう思っていたら2月19日付の日刊ゲンダイが驚くべきことを書いていた。 自衛隊の機関紙である朝雲新聞社が12日付のコラムで安倍首相に反論したというのだ。 すなわち、陸上自衛隊の能力を強化し、現行法を改正すれば人質救出作戦は可能であるかのような国会審議は国民に誤解を与える、これまで国会で議論してきた邦人救出は、海外で発生した災害や紛争の際に、現地政府の合意を得たうえで在外邦人を自衛隊が駆けつけて避難させる、というものであって、今回のような人質事件での救出とは異なる、と反論したというのだ。 これはものすごい事件だ。 自衛隊が謀反を起こしたも同然だ。 はたしてこの問題はこれから大きくメディアに取り上げられて国民の知るところとなるだろうか。 それとも自衛隊内部から謀反が起こったことを国民が知れば大問題になるので、なかったことにして封印されてしまうのだろうか。 日刊ゲンダイのその記事は次のような言葉で締めくくっている。 「防衛省・自衛隊の現職が安保政権に怒りの声を上げるのは、時間の問題だ」と。 そう願いたい。 そして、このような動きは、防衛省だけでなく、ほかの省庁からも、いや安倍側近の中からさえも、出て来ないと本当はおかしいのだ。 そう思わせるほどの、安倍首相の傲慢な国会答弁ぶりである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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