□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１５年１月２８日第８７号
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　　古賀連合会長には「労使フォーラム」がふさわしい

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　今年もまた春闘の季節がやってきた。

　ところが、その春闘の課題を話し合う「労使フォーラム」なるものが２６日に東京で開幕したという。

　これはおかしくないか。

　賃上げは労働者が団結して雇用者側と闘って勝ち取るものではないのか。

　それが春闘ではないのか。

　それなのに、春闘の課題を前もって連合が経団連と話し合うという。

　それが「労使フォーラム」であるという。

　それは、名前があらわしているようにお友達同士の話し合いだ。

　悪く言えば談合だ。

　そんな「労使フォーラム」に、いそいそと参加する連合の古賀会長を見ていると、安倍首相を支えるという点で経団連榊原会長と仲間のごとくだ。

　そういえば古賀連合会長は安倍首相の消費税増税を一貫して支持してきた。

　日本の政治がここまでだめになったのは、弱者の味方であるはずの労働組合が闘わなくなったからではないのか。

　労働組合は連合など相手にせず、原点に戻って戦うべきではないのか。

　古賀連合会長という労働組合に寄生するばかりの労働貴族には「労使フォーラム」がふさわしい。

　しかし、個々の労働組合は、連合など相手にせず、いまこそ「春闘」の原点に立ち返るべきだ。

　安倍政権と断固闘うべきである（了）

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