□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年1月24日第69号 ■ ============================================================== 岸田外相は安倍外交の足を引っ張っているのだろうか ============================================================== ここまで軽率な発言を連発するとは、さては安倍首相の足を引っ張るつもりなのか。 谷内NSC局長を重用する安倍首相に対する外務官僚の反乱ではないのか。 そう思えてくるほどの岸田外相の最近の発言ぶりだ。 インドの出かけて行って、中印紛争地をインド領と決めつけ、中国に抗議されて釈明に追われたばかりだった。 今度は北方領土だ。 訪問先のベルギーで講演し、ウクライナも北方領土も「力による現状変更だ」と言ったらしい。 北方領土は日露間の問題だからいいとして、米国との間で今でも激しく対立しているウクライナ問題にまで言及して批判しては、ロシアが激怒しないわけがない。 これでさらにまた日露関係は遠のく。 安倍外交をぶち壊すつもりか。 そう思っていたら菅官房長官が1月22日の記者会見で岸田外相を弁護したらしい。 「歴史の歪曲だとの(ロシア側の)批判は全く当たらない」と。 そういえば菅官房長官は岸田外相の「インド領」発言の際も、中国の批判は当たらないと発言していた。 安心した。 内閣不一致ではない。 岸田外相は足を引っ張っているのではなく安倍首相と一体となって外交をやっているということだ。 中国との関係改善はおろか、ついにロシアとの関係においても安倍首相、菅官房長官と一緒になってぶち壊そうとしているのだ。 安倍外交そのものが迷走しているのだ。 内閣府一致よりもなお悪い(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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