□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年1月24日第68号 ■ ============================================================== ただ一人イスラム国との交渉は無意味と断言する「識者」がいる ============================================================== 邦人二人の運命には果たしてどうなるか。 皆が固唾を飲んで見守っている。 メディアは連日そのことばかりを報じ、さまざまな有識者が登場し、さまざまな事を言ったり書いたりしている。 しかし、誰一人、はっきりしたことを言ったり書いたりする者はいない。 当然だろう。 国民であれば誰もが生きて救出されることを望んでいるからだ。 そんな中で悲観的なことを断言するのは、よほどの確たる情報を得て、なおかつそれを発言する勇気がいるからだ。 しかも、たとえ確たる情報を得ていたとしても、安倍政権では今の段階では決して悲観的なことは言えない。 そのような中で、ただ一人悲観的な事を断言する「識」がいる。 それが佐藤優だ。 たとえば1月23日の東京新聞「本音のコラム」でこう書いている。 (安倍)首相が中東を訪れなかったとしても「イスラム国」はいずれこの種の脅迫を行ったと思うと。 今回の事件は、フランスの連続テロ事件と同じ文脈で理解すべきだと。 「イスラム国」は、暴力によって世界革命を実現することを決めた、既存の国際秩序、国際法、普遍的価値を遵守する日本も・・・打倒対象とされていると。 たとえば1月23日の朝日新聞で、ほかの識者がアレコレ可能性を言い募っている中で、ただ一人次のようにイスラム国を切って捨てている。 イスラム国には交渉する意思が見られないと。 ここまで断言できる識者を私は見たことがない。 何が佐藤優をここまで強く断言させているのか。 そういわしめる確たる情報を彼は持っているのか。 その答えはただ一つ、私がこれまで書いてきた通りである。 佐藤優の真骨頂である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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