□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年7月10日第478号 ■ ============================================================== 万策尽きても居直る安倍首相とそれを許す絶望的な日本 ============================================================ 頼まれもしないのに、何のために私はこうして権力批判を続けているのか。 それは権力が隠すウソを明らかにして国民に気づかせるためだ。 本当の事を国民が知れば、いくらなんでも国民は怒り、権力者に責任を取るよう迫るだろう。 世界のすべての国民がそうしている。 それでは、どうやって権力者のウソや間違いを見抜くか。 もはや権力と一体となったNHKや大手メディアには何も期待できない。 しかし、それでも公開情報の裏に隠されている真実を探せばかなりの事がわかる。 ゴシップ誌や週刊誌が書いている記事の中に真実がある。 それを辛抱強く読み解くのだ。 この二つの事が見事に奏功し、いま我々は安倍政権が万策尽きた事を目の当たりにしている。 たとえば安倍首相の北朝鮮外交だ。 発売中の週刊ポスト7月18日号が書いている。 5月末の拉致再調査合意は、すべて安倍首相の訪朝のための北朝鮮に対する譲歩だったと。ロケットやミサイルを撃たれてなめられても交渉は続く、朝鮮総連本部の引き渡しや万景峰号入国は合意済みだと。 ご丁寧に、きょう発売の週刊文春7月17日号に安倍内閣の参与である飯島勲氏もばらしている。 「朝鮮総連本部ビルの解決なくして総理訪朝なし」、と。 ここまで書かれているのだ。 そして現実はその通りに動いている。 いくらロケットやミサイルを撃たれても北朝鮮との交渉は続けるという。 そのうち北朝鮮は核実験もするだろう。 それでも北朝鮮との話し合い続けるつもりか。 拉致と核・ミサイルは一体だと言い続けている安倍政権だと言うのに。 たとえばASKA麻薬問題がきっかけで明るみになったパソナグループと安倍内閣の女と金と利権の一大スキャンダルだ。 国会でも追及されたのに大手メディアは一切追及しない。 しかし日刊ゲンダイや週刊誌は書きまくっている。 中でも週刊実話の追及はピカ一だ。 きょう発売の7月24日号もはっきりこう書いている。 注目すべきはASKAの麻薬問題ではない。 7月22日に開かれる初公判で、パソナ代表南部の秘書が何をしゃべるかだ。 検察が本気で追及すれば安倍政権は吹っ飛ぶと。 かつて私は書いた。週刊実話の記事ひとつで日本に革命が起きると。 その思いは変わらない。 ここまで週刊実話は書いているのだ。 そしてそれが真実なら、安倍政権の下で政・官・財が結託してこの国の労働政策を歪めたという権力犯罪が行われたということだ。 彼らが牢屋にぶち込まれないほうがおかしい。 ここまで安倍政権の失政が明らかになっているというのに、そしてここまで雑誌や週刊誌が書いているというのに、それでも安倍政権は何のとがめもなく政権の座にとどまり、おまけに外遊ばかりして長期政権だという。 これ以上何を書けばいいのか。 これ以上何を報道すればいいのか。 日本は異常だ。 日本国民は異常だ。 そもそも、国会で施政方針演説をした直後に政権を投げ出した前代未聞の無責任政治家を再び総理にさせる日本だ。 何でも許されるということである。 しかし、このままでは日本は沈没する。 世直しの動きが必ず出てこなければいけない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)