□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年7月7日第470号 ■ ============================================================== パレスチナ問題の本質がこの言葉の中にある ============================================================ 日本のメディアからイラク情勢についての報道が消えたが、イラク情勢に改善の兆しはない。 それどころか情勢は悪化する一方である。 そんな中で起きた、少年殺害を発端としたイスラエルとパレスチナの関係悪化である。 この問題が今後どのように発展するかは予測はできない。 しかし、中東和平の実現は、すべてこのパレスチナ問題の公正で永続的な解決なくしてはあり得ない。 それが私の原点だ。 それを見事に解説してくれる言葉を見つけたので以下に紹介したい。 「・・・『日常』は記事になりません。日本国内では、昨年1年間に4400人近い人が交通 事故で亡くなっていますが、死亡事故は、特殊なケースしか報道されません。パレスチナ/イスラエルでは、ほとんど毎日、パレスチナ人が捕まり、投獄され、殺傷されていますが、報道されることは希です。これは、『日常』だからです。一方、イスラエル人が一人でも誘拐されたり、殺害されたりすれば、大々的な捜索が行われ、数十人から数百人のパレスチナ人が逮捕、尋問、投獄されます。6月12日に10代のイスラエル人ユダヤ教神学生3人が行方不明になり、30日に遺体で見つかった事件では、内外のメディアが連日のように報道しました。これは、『非日常』だからです。イスラエル人であれ、パレスチナ人であれ、一人ひとりの命の重さに変わりはないのですが、メディアの報道を見ていると、このことを忘れがちです。今回の事件が一般メディアから注目されているのは、もちろん、この事件が政治と密接につながるからでもあります。事件を契機にハマースを叩き、パレスチナ統一政府を潰したいイスラエル。ハマース支持者に限らず、これに反発するパレスチナ人。エスカレートするガザ地区からのロケットとイスラエル軍機による空爆の応酬。ここから、あらたな大規模軍事侵攻に発展する危険性。多くの人が危 惧する事態です。引き続き、現地を注視したいと思います・・・」 これは私のもとに定期的にメールで送られてくる「アル・ジスル-日本とパレスチナを結ぶ」という団体からのパレスチナ関連ニュースの一節である。 以下にこの組織の連絡先を添付しておく。 日本で手に入るパレスチナ公開情報の中で最も信頼できるものである。 誰でも無料で提供を受けられるのでパレスチナ情勢に関心のある読者は連絡して情報提供を受けられるようにすることをお勧めする。 ********************************************************* アル・ジスル-日本とパレスチナを結ぶ(略称JSR) 編集人:奈良本英佑 E-mail : jsr@ksn.biglobe.ne.jp Home Page : http://www7b.biglobe.ne.jp/~jsr/ TEL: 090-2167-4802 住所:〒272-0816 千葉県市川市本北方2-6-5 ********************************************************* ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)