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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

解釈改憲、拉致問題の次は原発再稼働で決まりだ
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年7月5日465号 ■   ============================================================== 解釈改憲、拉致問題の次は原発再稼働で決まりだ  ==============================================================  最近の安倍政権を見ていると、何かに取りつかれたように、積年の懸案実現を急いで いるかのようだ。  その目くらましのように、どうでもいい地方議員の暴言や醜態が、繰り返し、繰り返し、大騒ぎ報道されて、世論の怒りをそらすかのようだ。  解釈改憲や北朝鮮に対する制裁緩和のやり方を見ていると、明らかにメディアを使った既成事実化の戦略があった。  すなわちメディアが政府の政策を先取りしてどんどんとそれを流す。  そして国民にその気にさせておいてその通りに政策が実現されていく。  その戦略に従えば、今度は九州電力川内原発の再稼働である。  きのう7月4日の毎日新聞は一面トップで書いた。  原子力規制委員会は、あたらしい規制基準に基づく安全審査が進む九州電力川内原発1、2号機について、安全対策を妥当とする「審査書案」を9日にも示すことがわかった、と。  これは安全性に対する事実上の合格証で、1、2号機は今秋にも再稼働する公算が大きくなった、と。  そう思っていたらきょう7月5日の日経新聞も同様の記事を書いた。  原子力規制委9日にも川内原発、審査合格へ、と。  今秋再稼働へ前進、と。  北朝鮮への制裁緩和の時と全く同じだ。  政府の決定前に、どんどんと報道され、その通りに政策が決定されていく。  しかもきょう7月5日の朝日は一面トップでスクープ報道した。  原子力規制委の委員として9月に就任することが決まった田中知(さとる)東工大教授は、原子力業界から報酬をもらっていたことが明らかになった、と。  出来過ぎた報道だ。  何もかも安倍首相の思いのままだ。  そんなに急げば、安倍首相にはもはやすることはなくなるのではないか。  あるいは、これからはすべてが行き詰まる事を見越して、その前にすべてやりたいことをやってしまおうということなのか。  いずれにしても、尋常ではない今の安倍政権のやりたい放題だ。  もはや歯止めが利かなくなった如くだ(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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