□□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年6月21日第421号 ■ ============================================================== 安倍首相に利用されて終わる拉致問題とそれを許すこの国の政治 ============================================================== こうなるとはわかっていたが、暗澹たる思いだ。 どうやら拉致問題は安倍首相の手で政治利用されて終わることになる。 それは、次の三つの公開情報をつなぎ合わせればわかる。 ひとつは発売中の月刊「新潮45」7月号の、記者匿名座談会(310頁から)であり、二つは月刊ファクタ7月号「『訪朝』はやる安倍外交」であり、そして三つはアジア記者クラブ通信262号に掲載されている辺真一(コリアレポート編集長)氏の4月25日に行われた講演の記録である。 とくに辺真一氏の講演録は横田めぐみさんの消息に関し、極めて貴重で悲観的な情報が語られている。 これを要するに、拉致問題の解決は、安倍首相として自分が行うと決めた一大政治アジェンダであり、やがて断行する解散総選挙の勝利を意味する外交であるということだ。 訪朝し、何人かを連れて帰る。 それで拉致問題は終わりにする。 その中には横田めぐみさんは含まれなくても仕方がない。 これを実現するためにあらゆる譲歩を北朝鮮に対して行う。 それはすでに5月のストックホルム協議で決めてきたが、それがばれたから、 仕切り直しして、再びシナリオどおり日朝協議を始めるということだ。 朝鮮総連本部も政治介入して総連に渡すのだ。 今の安倍首相は何でもできる。 そして、ここが重要なところだが、この拉致問題の解決は、右も左も安倍政権の解決を歓迎するのである。 だれも批判しない。 ひとり、正直な愛国者である産経だけが、「制裁解除の判断を誤るな」(6月19日社説)と、安倍首相の譲歩を批判している。 しかし、その他の大手新聞は皆、拉致問題に関する安倍首相の決断を評価しているかの如くだ。 残念ながら、これで拉致問題は終わることになる。 横田めぐみさん夫妻を含め、どのような結果になろうとも、安倍首相には頑張ってもらった、仕方がない、ということになるだろう。 これが政治の現実である。 私にとっては噴飯ものの外交であるが、これが安倍首相と外務省の拉致問題に関する方針であると言う事である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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