□□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年6月20日第421号 ■ ============================================================== これが安倍首相、岸田外相、斉木次官の三人による日本外交だ ============================================================== どんなに悔しくても、これが中国と日本の、軍事、外交の違いである。 軍事については軍事専門家に任せる。 しかし、中国が日本との戦争も辞さないという強い態度を繰り返しているのに、 日本の政治は、集団的自衛権行使容認の空理、空論に明け暮れているのだから、軍事力以前の問題として、日本が中国と戦争をして勝てないのはあきらかだ。 そして戦争はしないほうがいいに決まっているから、それでいい。 私は外交官だったから、外交で中国に負けているのが悔しくてならないのだ。 そしてまさしく日本外交は中国に負けてる。 これから書くことは日本ひろしと言えど、私しか書けない事だ。 しかも公開情報に基づいて本当の事を書く。 たとえば、世界を味方につける外交について、最近の例を見てみよう。 英国を訪問した李克強首相は6月17日、キャメロン英国首相と会談し、2兆円の経済協力で一致した。 英国と言えばかつての中国の宗主国だ。その英国に凱旋したのである。 楊潔チ国務委員(外交担当)は18日、ハノイでベトナムの副首相と会談し、南シナ海領有権問題と石油掘削問題について話しあっている。 そこで何が話し合われたかは、問題ではない。両国間で緊張が高まって以来、かくも高いレベルでの直接対話が中国とベトナムで行われたことこそ重要なのだ。 習近平主席が7月初旬にも訪韓し、朴クネ大統領と会談することが18日わかったという(19日日経新聞)。その前に王毅外相が訪韓し、事前調整をしていたのだ。 対日関係、対北朝鮮関係を話し合う事は間違いない。 中国はトップ4人が見事に連携して「外交」をしている。 ひるがえって日本はどうか。 日本の外外交は、安倍首相、岸田外相、斉木外務事務次官の三人がやっている。 そのお寒い現実は、最近の二つの雑誌の記事で明らかだ。 一つはサピオ7月号のジャーナリスト武冨薫氏の「安倍官邸を牛耳るアメリカべったり外交官」という秀逸なインサイドリポートである。 そこには安倍首相の子供の使いに成り果てている、ごますり斎木次官の面従腹背の姿が見事に描かれている。 そして、もう一つは、発売中の週刊新潮6月26日号の記事だ。 斎木次官が岸田外相の事を次のようにべた褒めしている。 「岸田外相は近年前れに見るこれ以上ない外務大臣だ」と。 「何でも言いなりだから、安倍首相に、直接、続投を進言した」と。 これを要するに、岸田ほど無能な外務大臣はいないと斎木は言っているのだ。 この三人が、中国包囲網外交とやらをやっている。 笑止だ。 7月には、岸田外相が用もないのに外務省に言われるままにウクライナなどに外遊するという。 フィリピンなんかと対中政策を話し合っている。 外交で中国に完敗である。 元同僚として、日本外交がこれほど情けないと思った事はない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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