□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年5月23日第372号 ■ ============================================================== 日本の自主・平和外交が今ほど求められている時はない ============================================================== 何度も繰り返して書いて恐縮だが、とても重要なことだからもう一度書いておく。 中国が増長し、ヒトラー呼ばわりされる悪玉プーチンと見せかけのコンビを組んで、中・露中心の新安保秩序をつくると宣言した。 笑止千万だ。 ところが、これに対し、悔し紛れに「米国の存在はアジアの安全保障に不可欠だ」と言って政府・外務省は冷静をよそおって冷ややかにみる。 それに御用メディアや評論家が追従する。 その一方で、寺島一郎は5月21日夜の報道ステーションで、中国と米国は米中新大国関係で合意しており、日本が外される、とバカの一つ覚えのように言う。 どちらも間違いだ。 非民主国家で軍事覇権主義の中・露に正しい秩序がつくれる筈はないし、それに従う国は自滅する。 そんな中国と、米国がいつまでもあの時の米中新大国主義を最優先するとは限らない。 見直すと言い出す時がくるかもしれない。 実際のところ、今の米中関係はかなりあの時と変わってきている。 なにしろ米国は内部でも意見がバラバラで、自分でもしていることがわからない国だ。 米中関係も不透明だ。 だからといって戦争にはならない。 そのかわり、壮絶な、安全保守に関する外交・情報戦が始まる。いや、もう始まっている。 その結果次第で、ある時は歩みよったり、ある時は非難の応酬で危機一髪になったりもする。 そんな米中の関係の、取りあえずの直近のクライマックスは11月の北京のAPEC首脳会談だ。 そんな中で、米国に従属する日本が中国に何をいっても中国を利するだけだ。 なにしろ親分の米国が中国との外交・情報戦で負けている。 米国の最大・最強の武器は軍事力だが使えなくなった。 最強、最大の軍事力を使えない米国はもろい。 そんな米国と軍事的協力を深めて中国と対抗しようとする安倍政権が取り残されるのは自明だ。 今こそ平和憲法を掲げて、米国から自立し、中国やロシアの覇権を止める世界に向けて迫る。 中国やロシアはぐうの根もでないだろう。 それでも軍事的拡大をすると言い張るなら世界の笑い物になるだろう。 日本の誤った外交が米国も中国・ロシアも増長させているのだ。 平和外交は左翼のお経ではない。 健全な保守の最強の安全保障政策だ。 この事に気づかなければならない。 メディアや有識者はこの事を言ったり、書いたりしてまともな国民に教えなければいけない。(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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