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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

戦争国家への「11本の矢」
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年5月9日第358号 ■   ==============================================================           戦争国家への「11本の矢」  ==============================================================  週刊現代連休特集号(5月10-17日号)に、元経産官僚の小賀茂明氏が「戦争国家への11本の矢」というタイトルの評論を書いていたのを見つけた。  まことにタイムリーで秀逸な安倍戦争驀進首相に対する批判だ。  その「11本の矢」を列挙すれば次の通りだ。  まず何といっても「憲法改正」の矢である。ここに「国防軍保持」と「基本的人権の制限」という矢が込められているからこれで3本。  昨年の秋から矢継ぎ早に放たれたのが「特定秘密保護法案」と「日本版NSCの創設」という4番目、5番目の矢だ。  そして「武器輸出三原則の廃止」と「ODAの軍事利用解禁」と続き、極めつけは「海外で戦争できるようにする集団的自衛権行使容認」で8本がそろうことになる。  古賀氏は続ける。残り2本が議題にあがるのも時間の問題であると。  すなわち「徴兵制」と「核武装」。これで11本の矢の完成だ。  古賀氏に指摘されて改めて思い知った。  これらの「矢」については、それぞれすべて、何らかの形で、これまで断片的に語られ、その賛否が問われては来たが、こうしてまとめて並べられると改めて安倍首相が日本を戦争国家に猛スピードで仕立て上げようとしていることがわかる。  しかもこの矢は終わりなく増え続けていくだろう。  すでに12本目の矢として「無人偵察機」を導入するというのは既報の通りであるが、ついに「無人攻撃機」さえも検討し始めたというのだからもう止まらない。    このような政策を矢継ぎ早に作り出していく官僚達は、本気で日本を戦争国家にしたいのか。  そうではないだろう。そこまで明確な戦争国家へのビジョンを持って事を運んでいるとしたら、むしろ見上げたものだ。  官僚達は安倍首相が号令をかければ忠実な従者となり、その政策に疑義を抱いても、ひたすら政策づくりを競い合う。  そしてその課程で縦割り行政の「組織の論理」に取り込まれ、首相の命令を活用して利権拡大をはかろうという習性が働くだけだ。  大企業もまた巨額な儲けの誘惑には勝てない。  官僚や財界の権力追従、これが一番怖い。  安倍首相と会食を重ね、その旗振り役を仰せつかる大手メディアの反国民性にはあきれるばかりだ。  間違いなく安倍首相は史上最悪の首相になろうとしている。(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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