□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年4月2日第277号 ■ ========================================================= 文句があるなら国際捕鯨条約から脱退すればいい。できるか。 ======================================================== 今度の調査捕鯨敗訴の判決に対して誰も書かない重要な視点を二つ書いておきたい。 一つは今度の判決は決して日本の調査捕鯨そのものを禁じているわけではないという事だ。 商業捕鯨を禁じる世界的趨勢の中で、いわば妥協の産物として調査捕鯨が認められた。 ところが日本はその調査捕鯨の名を借りて商業捕鯨まがいの事を意図的に行ってきた。 その違法性が問われたのが今度の裁判であった。 そして日本は条約違反を行っていたと判定されたのだ。 これは恥ずべきことだ。 しかしこの事を正面から問うている論評は皆無である。 二つ目はこの判決をどう受け止めるかである。 さすがに「法と支配」を尊重すると言ってきた日本だから、この判決に正面から文句をつける論評はない。 きょう4月2日の朝日と毎日の社説に至っては、この判決を契機に「政策を転換する時だ」(朝日)、「南極海から撤退決断を」(毎日)と書いている。 そんな中で唯一反論しているのが産経新聞の社説だ。 「明らかに公平さと合理性を欠いた結論だ」という書き方で始まるその社説は、日本が調査捕鯨から撤退すれば日本の食文化に影を差すとまで言って反論する。 ならば国際捕鯨条約から脱退すればいい。 実際のところ捕鯨を続ける国の中にはこの条約に加盟していない国もある。 しかし今の日本にそれができるか。 産経新聞はそれを主張できるか。 答えは明確である。 実はこの議論は商業捕鯨禁止の議論が盛んに行われた時に、検討され、結論が出ているのだ。 だだでさえ世界から孤立しつつあるいまの日本だ。 「国連連盟よさらば」の愚を繰り返してはいけないという事である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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