□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年3月26日第260号 ■ ========================================================= 核・安保サミットを開催させてもらえない日本 ========================================================= 今度の安倍首相のオランダ訪問は、ウクライナ問題や日米韓首脳会談ばかりが報じられるが、本当は核・安保サミットの出席が目的だった。 ところが、その肝心の核・安保サミットについては、今回は何が主要議題で、どういう成果があったのか。 その事をきょう3月26日の朝日新聞が教えてくれている。 すなわち日本の原子力施設の警備やテロ対策が不十分なのではないかとの米国の懸念が消えない中で開かれた今回のサミット。その日本から核兵器級の高濃縮ウランとプルトニウムを撤去して米国に引き渡すと日米で合意した。これこそが「核兵器なき世界」に向けて危険物質の保全をめざすオバマ大統領にとっての「最大の成功」、「勝利」であったのだと。 そうなのだ。 日本にとってはまことに情けない核・安保サミットだったのである。 しかし日本にとってもっと情けない事がある。 この事は誰も書かない。 朝日でさえ書かない。 それは、いくら日本が次は日本で核・安保サミットを開催したいと願っても、オバマ大統領にさせてもらえなかったという事実である。 核・安保サミットはオバマ大統領の呼びかけで2010年に第一回がワシントンで開かれ、2年に一度のペースで開かれる事になっている。 第二回のサミットは当時の李明博韓国大統領の強い働きかけで、ソウルで開催されることになり日本を失望させたことは記憶に新しい。 第三回目は国際司法裁判所のあるハーグで開かれた。 そしてそのハーグサミットで、なんと次回2016年の第4回目は再びワシントンで開催されることが決まったのだ。 日本で開催させてもらえないということだ。 おそらくワシントンの後の2018年の第5回サミットは、日本をさしおいて北京に決まるだろう。 今度の核・安保サミットは安倍政権にとって情けないサミットだった。 そしてそのサミットで安倍首相が一番失望したのは、日本では核・安保サミットを開催させてもらえないという事をあらためて知らされたことであったに違いない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加