□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年2月11日第139号 ■ ========================================================= 靖国参拝は間違っていないと国会で答弁した安倍首相 =========================================================== いま国会が開かれていると思っている国民はどれだけいるだろう。 そう思わせる国会審議の低調ぶりだ。 たとえば2月7日の参院予算委員会での福島瑞穂社民党副党首と安倍首相のやりとりだ。 集団的自衛権を現在行使できないとした内閣法制局次長の答弁を、「それでいいですね」と念押しした福島議員に対し、「何回も何回も何回も何回も答弁している通り」とふざけて逃げた。 そうだと言えば解釈改憲出来ないことになるし、違うと言えば大問題になる。 だからこの福島議員の追及は正しかったのだがその後が情けない。 野党が健全なかつての国会なら、このようなふざけた答弁を首相がすれば、たちまち審議ストップで国会が空転するところだが、福島議員は、ひどいですよ、ひどいですよ、と言うだけで泣き寝入りだ。 ここにどうしようもない野党の非力さがある。 その野党の存在感のなさの筆頭が民主党だ。 2月10日の衆院予算委員会で長妻昭議員が靖国参拝について、米国をも失望させた靖国参拝だ、止めるつもりはないか、と質した。 それに対して安倍首相は、この行為が間違っていると言われるかもしれないが、私は決して間違っているとは思わない、と答えたという。 いい度胸だ。 しかし安倍首相の度胸を褒めるより、このような開き直りを許す質問をする長妻議員の本気度こそ問われるべきだ。 こんな質問をすれば安倍首相はますます逃げる。開き直る。 どう質問すればいいのか。 それを次のメルマガで書くことにする(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)