□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　　天木直人のメールマガジン２０１４年２月５日第１２０号
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　　　　このままではＮＨＫは終わる
　　 
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　予想していた通り籾井会長の居直りは現実のものとなりそうだ。

　しかし籾井会長の下でのＮＨＫはジャーナリズムとしてもはや機能しないだろう。

　何を報じても籾井会長の発言と結びつけられて見られてしまうからだ。

　そう思っていたら今度はＮＨＫ経営委員の相次ぐ失言、暴言だ。

　百田尚樹経営委員が東京都知事選で田母神候補を応援する街頭演説を行ったという。

　その中で、南京大虐殺はなかったと言ったという。

　どこの国でも残虐行為はあったと言ったという。

　これは籾井会長の失言どころの話ではない。

　政治的に中立のはずのＮＨＫ経営委員が極右の候補者の選挙演説をし、しかも歴史認識で公然と暴言を吐いたのだ。

　その一方で２月４日の衆院予算委員会で長谷川三千子経営委員が至るところで問題発言を繰り返していることが追及されたという。

　これを要するに、今のＮＨＫの問題は、籾井会長一人の居直りの問題だけではない。

　ＮＨＫの頭が腐っているということだ。

　ＮＨＫ会長とその会長を選んだＮＨＫ経営委員会の幹部人事がこのまま放置されれば、もはやＮＨＫは国民のための公共放送ではなくなる。

　ＮＨＫは終わりだということである。

　ＮＨＫ職員は何をしているのかと思う。

　一人で反発しても首を切られてしまいだが、みなが一斉に立ち上がってボイコットすれば、窮地に立たされるのは会長や経営委員だ。

　その人事を決めた安倍首相だ。

　そういう動きがＮＨＫの内部から沸き起こってこないものか（了）

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