Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

安倍首相を震え上がらせた習近平国家主席のソチ五輪出席発表
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2014年1月21日第70号 ■     =========================================================    安倍首相を震え上がらせた習近平国家主席のソチ五輪出席発表      ===========================================================  中国外務省は1月20日、中国の習近平国家主席がソチ冬季五輪の開会式に出席すると発表した。  プーチン大統領との首脳会談が行われることは確実だ。  これは安倍首相のソチ五輪出席発表に対するあからさまな対抗だ。  安倍首相が靖国参拝を強行してからの中国の日本に対する反発は凄まじいものがある。  おりから中国の程永華駐日大使は同じ20日に上智大学で講演し、安倍首相は「最後のレッドラインを踏み超えた」と言ったらしい。  外交的にこのような言葉を使って国のトップを批判する事はありえないことだ。  それほど中国の安倍首相に対する反発は強い。  そしてそれは習近平氏をトップとした国を挙げての中国の国家意思であり戦略である。  それが今回の習近平氏のソチ五輪参加発表である。  しかし安倍首相は習近平国家主席に決して勝つことはできない。  安倍首相は、北方領土交渉の為にプーチン大統領の歓心を買おうとして、西側首脳国がそろってボイコットする中であえて出席する犠牲を払った。  しかし中国はもともと西側諸国と価値観の異なる国だ。  ソチ五輪に出席しても失うものは何もない。堂々と出席できるのだ。  安倍首相は戦後のレジームを変えると主張して北方領土返還を迫っている。  ロシアが戦後レジームに応じるはずがない。  戦後レジームの変更を認めるような北方領土返還にロシアが報じるはずがない。  一方の中国はロシアと並んで戦後レジームを作った戦勝国だ。  いくら政策の違いがあっても根本のところで利害が一致する。  安倍首相がいくらプーチン大統領との関係強化を求めても越えられない壁がある。  習近平主席とソチ五輪出席を競い合っても勝てるはずがない。  安倍首相は習近平首席のソチ五輪出席を知って腰を抜かしたに違いない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年11月19日に利用を開始した場合、2024年11月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年12月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する