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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

名護市長選大勝利(弱者が強者に転じる時)
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2014年1月20日第63号 ■     =========================================================     名護市長選大勝利(弱者が強者に転じる時)      ===========================================================  その沖縄の教授が話していた事で、私が注目した言葉があった。  それは次の言葉だ。  名護市長選挙の流れが変わったのは沖縄の新聞が稲嶺優勢と報じた時からだ。国や県の方針に正面から反対することをためらっていた多くの市民が、その報道を見て一気に反対側にまわったのだと。  これはいわゆるバンドワゴン(勝ち馬に乗る)という現象だ。  しかし、これは小田実のいう、あとからこっそり「実は私も本当はあなたと同じ考えでした」とささやいて近寄ってくる打算的なバンドワゴンではない。  弱いがゆえに体制に反旗を翻すことのできない善良な民衆の姿だ。  しかし、自分たちが勝つと信じた時点で一気に声を上げる。  私はそのようなバンドワゴンこそが民衆革命の本質でいいと思っている。  だからこそ強者の誰かがその口火を切らなければいけないのだ。  弱者が一転して強者になるきっかけをつくらなければいけないのだ。  民主主義の下ではその役割を果たす強者の一人がメディアだ。  沖縄のメディアは民衆とともにある。  ひるがえって本土の全国紙やテレビはどうか。  終始権力側におもねり、大手メディアは名護市長選挙の事をほとんど伝えてこなかった。  それは稲嶺優勢を知っていたからだ。  それを早々と書けば稲嶺圧勝になるからだ。  そのような姑息な情報隠しは通用しなかったということだ。  メディアの中には名護市長選が終わってもなお辺野古移転は進めよと唱えているものもある。  あきれ果てるメディアだ。  民意を否定するメディアに明日はない。  今度の名護市長選勝利はメディアの敗北でもある(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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