□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年1月19日第60号 ■ ========================================================= 民主革命の最後のチャンスを潰す共産党の罪深さ =========================================================== 安倍首相批判をすると直ちにすさまじい反発が寄せられる。 あらゆる権力を批判してきた私だが、こんなことはこれまでになかったことだ。 あの小泉批判の時さえなかった。 それほど安倍政権が強権的であり危険だということだ。 そんな安倍政惟は、もはや一日もはやく倒さなければいけない。 これこそが今の日本の最大の政治課題だ。 しかし、それを迫る事のできる勢力は、もはや今の政治にはない。 メディアも財界も安倍政権に加担している。 そんな中で一般国民が何ができるのか。 そんな絶望的な状況の中で、ひょっとしたら安倍政権を倒せるかもしれないという勢力が現れた。 それが小泉元首相の全面的支援を得た細川氏の東京都知事立候補であった。 私はそんな細川・小泉連合に最大の支援を送る。 ところがその細川・小泉連合の足を引っ張る勢力がある。 それが共産党と共産党の支持を得て東京都知事にこだわる宇都宮候補である。 日本共産党は18日、第26回党大会を開いて安倍自民党と対決できるのは共産党だけだと気勢を上げたという。 対決するのはいい。 しかし安倍政権を倒すことが出来なければ所詮ガス抜きに終わる。 結果的に安倍自民党政権の永続に加担することになる。 安倍政権に反対する政策を訴えて真っ先に立候補表明をしたのは自分だ。 立候補を取り下げることは支援者を裏切ることになる。 そう言って細川氏との一本化を拒否する宇都宮氏には失望した。 彼もまた政治的野心から逃れられない私欲の一人であることがはっきりした。 細川都知事の誕生によって日本が変わるかどうかはわからない。 小泉氏のこれまでの政策が日本革命になじまないことも確かだ。 しかし、明治維新から今日まで続いた日本が、およそ民主革命とは無縁の官僚支配、米国支配の、似非民主国家であることはもはや自明だ。 その行き着く先が安倍自民党政権の暴走である。 ここを変えなければ日本の未来はない。 真の民主革命を起こさないと日本は変われない。 そういう危機意識を持って私は細川・小泉連合を支援する。 ただの勝利では不十分だ。 圧倒的勝利を収めて、安倍政権を一気に解散・総選挙に追い込むうねりを起こさなければいけない。 まさしく絶望の中に千載一遇のチャンスが来たのだ。 そのチャンスを安倍首相が権力ぐるみで潰そうとしている。 危機意識の裏返しである。 死に物狂いの権力闘争の姿がそこにある。 日本の政治史になかった壮大な歴史的闘いが始まったのだ。 その安倍自民党政権と一緒になって細川・小泉連合の足を引っ張る共産党の罪は大きい。 その共産党に支えられて東京都知事になろうとする宇都宮氏は私欲を捨てるべきだ。 民主革命の最後のチャンスを潰してはいけない。 最後のチャンスは、今度こそ本物にしなければいけない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)