□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年1月15日第43号 ■ ========================================================= 最も困難な第5幕の成就と細川氏に対する期待 =========================================================== 先走るようだが第5幕まで書かないと私の趣旨が伝わらないので一気に5幕まで書いてみる。 寝言が正夢になるというのはまさしく第5幕が私の願う形で成就する時だ。 それは一言でいえば、細川危機管理政権を樹立することによって日本に革命を起こし、その革命を定着させる種をまくところまでやってもらいたいということである。 細川都知事が行うことはもちろん脱原発であり、その都政である。 しかし、それは自ら行わなくても、それにふさわしい人材を見つければいいのだ。 宇都宮候補の掲げる政策が正しいと思うなら宇都宮市を副知事に迎え入れて委ねればいい。 圧倒的支持を得て誕生した細川都知事が行うことは、安倍自民党政権が強行する政治に対するアンチテーゼを掲げることだ。 そして遅くとも三年後、ひょっとしたらそれ以前の解散・総選挙に備えて、挙国一致政権を目指す。 その場合は同時に東京都知事選が行われることになる。 その時は宇都宮氏をふくめ自分の後任にふさわしいと思う人物を候補者に立てて当選させればいい。 総選挙に勝ち、挙国一致政権を樹立する。 そんなことが細川氏にできるのか。 対米従属に徹して外交・内政をここまで悪くした小泉元首相。 靖国参拝にこだわって中国との関係を悪化させた小泉元首相。 そんな小泉元首相の支持を受けて成立した細川都知事がどうして安倍自民党政権を倒せるのか。 その資格はあるのか。 これこそが細川・小泉劇場の最大の矛盾である。 しかし、それを克服するのもまた細川氏であり小泉氏なのだ。 細川氏を支持する読者からこういうメッセージをもらった。 「細川さんは人の意見にもきちんと耳を傾けてくださると思います。本物は強制したり強行したりはなさいません」 「本物は強制したり強行したりはしない」 この言葉は至言だ。 この言葉を政治にあてはめれば、右翼、左翼ではない脱イデオロギーということである。 小泉氏については私はこう見ている。 自分の役割は細川東京都知事を圧勝させたところで終わる。 もはや自民党は終わった。細川都知事が出来た時点で自民党を含めた政界再編が起きる。 小泉進次郎はそのような新しい政治状況の中で自らの判断で将来を決めればいい。 そう思っているのではないか。 そして過去の自らの政策を否定も肯定もせず、脱原発だけを言い続けて政治家人生の落とし前をつけようとしているのではないか。 細川氏はそれを知った上で、日本の危機を乗り切る挙国一致内閣をつくってもらいたい。 小泉首相には日朝国交正化と拉致問題を担当する特命大臣をやってもらう。 歴史認識と慰安婦問題は河野洋平元自民党総裁にやってもらう。 原発問題は小出裕章とか飯田哲也らがいる。 北方領土問題は森喜朗と鈴木宗男にやってもらう。 舛添氏には年金問題と介護だ。 沖縄問題は太田昌秀元知事だ。 そして対米自主外交は自らが行う(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)