□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　　天木直人のメールマガジン２０１４年１月１５日第４２号
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　　　　細川・小泉劇場の第４幕は二人の役割分担が実現するかだ
　　 
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　きょう１月１５日の各紙の報道ぶりを見てあらためて細川・小泉両名がそろって記者会見を開いた意味の大きさを感じた。

　特に私が驚いたのは、小泉元首相が細川支持の為に街頭に立つ意志を明らかにしたことだ。

　今度の都知事選は原発維持グループと脱原発グループの戦いだと言い切ったことだ。

　朝日はこれを「小泉氏、安倍首相に挑戦状」と書き、日経は「小泉氏、安倍政権と対立」と書いた。

　私は、第三幕は安倍・小泉会談だと書いた。

　その意味は、かつては小泉首相の後見役であり、いまは安倍首相を支える森喜朗元首相あたりが仲介役の労をとって、安倍自民党長期政権のために細川相乗りのサプライズを起こすかどうかである。

　選挙公示日までまだ日がある。

　私はこのまま安倍・小泉の全面対決にならない余地は残されていると思うが、どうやらその可能性は限りなく小さくなった。

　その前提で私が期待する第４幕のシナリオはこうだ。

　それはズバリ細川圧勝による都知事選に向けての細川・小泉両名の役割分担が実現するかどうかだ。

　細川・小泉両名が街頭に立ち、都民に向かって、そして都民を通して国民に語りかける。

　脱原発を叫ぶのはもっぱら小泉氏の役割だ。

　細川氏は、安倍政権がこのまま続けば日本の未来はない、と叫んで東京から安倍強行政治を批判する。

　これが現実のものとなれば、私が細川氏を通して期待する日本の政治構造の根本的変革という第５幕にたどりつくことができる（了）

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