□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年11月12日第847号 ■ ============================================================= いまこそ蘇る小田実の言葉 ============================================================ きょう11月12日、小泉元首相が鳴り物入りで記者会見を開いて脱原発の思いを述べるという。 メディアが殺到するという。小泉劇場再びというわけだ。 もし小田実が生きていたらどう思うだろうかと私は思う。 私の長年の読者ならおわかりだろう。 「いま蘇る小田実の言葉」とはこういう言葉だ。 小田実が実践していたデモの真髄は、前後、左右、見ず知らずの者たちが、その名前も、身分もあえて聞く事も、語る事も無く、ただデモの目的一つに共感して声をあげて歩き続けることだ。 そして小田実は言う。 デモには一切参加しようとしなかった者たちが、デモの目的が世の中に受け入れられるようになったとたんに自分のところに近づいてきて、耳元でこっそりささやく。「実は私も賛成していたのですよ」と。私はそういう者を一切信用しない、と。 きょう11月12日の東京新聞が細川元首相のインタビューを掲げている。 その中で細川首相もまた脱原発を強調している。そして小泉首相との共闘さえ口にしている。 石破自民党幹事長までもが「目指すと事は同じだ」といい始めている。 これからもそのような者たちがどんどんと出てくるに違いない。 まさしく小田実の言う「信用できない」者たちだ。 しかし、それでも彼らが脱原発に向けて本気で行動を起こし、そして結果的に日本が脱原発の国に向かうのであれば、少なくとも脱原発に関しては、私は評価したい。 その意味で、きょうの記者会見の見所は小泉首相が新しい発言をして今後脱原発に向けてみずから行動を起こすことをほのめかすかどうかだ。 これまで同様にオンカロ視察の体験を繰り返し、私は脱原発論者になったというばかりで終わるなら、小泉首相の評価はまだ定まらない。 しかしそれでも私は小泉効果を歓迎する。 騒がれる事自体がこの国を脱原発に向かわせる。 同じ脱原発を唱えても、それが左翼や弱者から発せられる限りは広がらなかったものが、支配者側から発せられれば、メディアが騒ぎ、国民に広がり、結果として政治を動かすことになる。 そう私が繰り返して言ってきた事が証明されるからだ。 そして小泉首相が脱原発実現に貢献した時こそ、私がいうところの「飛んで火に入る夏」なのである。 安倍首相の進める一連の対米従属、新自由主義の原点を作った小泉政治の誤りが問いただされることになる。 こんどこそ逃げられない。逃がさない。 おもしろくなってきた(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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