□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年11月3日第825号 ■ ============================================================= 中国包囲網の国々から逆に包囲される安倍外交の実態 ============================================================= 安倍外交が語られる時、必ず「中国をけん制するのが狙い」という言葉が付加えられる。 今度の日ロ防衛交流もそうだ。それを報じる11月3日の読売新聞も次のように書いている。 「・・・積極的な海洋進出を図る中国の動向を踏まえ、海洋安全保障問題などをテーマとする東アジア首脳会議での連携を強化することも確認した・・・」と。 しかしその読売新聞の記事でさえ認めている。 ロシアの外交筋は「アジアで最も重視するのは中国」と明言すると。 中国とロシアは毎年のように合同軍事演習を行ない、武器を輸出するなど安全保障における協力は日本との間より進んでいる、と。 その少し前は安倍首相のトルコ訪問があった。 国会開会中の中をあえて訪問し、経済協力や原発協力でトルコとの関係強化が喧伝された外交であったが、同じ時、トルコは中国製の防空システム導入する交渉を始めと報道された。 中国包囲網として日本が急に重視し始めたインドにしても、シン首相が訪中し、李克強首相と中印国境衝突回避や経済協力で合意している。 1年ですべてを回るのは安倍首相がはじめてだとまではやされるアセアン諸国に至っては中国包囲網どころか中国との安全保障条約づくりに熱心である。 私は安倍首相の価値観外交とか地球規模外交などという対中包囲網外交そのものが間違っていると考えるが、百歩譲ってそれが正しいとしても、安倍外交はキャッチフレーズづくりやパフォーマンスばかりに熱心で、それを実現する本物の外交をしていないと思っている。 この事は中国が習近平、李克強の二枚看板で国をあげて世界規模の中国国益実現外交を行なっていることと好対照だ。 能力はもとより真剣度が違うのだ。 その結果、対中包囲網をつくろうとする国々から逆に包囲され、孤立に向かいつつあるのではないか。 もはやこれは冗談だ。 おまけに唯一の頼みとする米国は安倍首相に対する警戒感を緩めようとはしない。 そんな安倍外交は脆く、危ういと思う(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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