□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年11月3日第823号 ■ ============================================================= 池上彰さんでも答えられない日本が「核不使用」に賛成した理由 ============================================================= きょう11月3日の毎日新聞に「教えて!池上さん」というコラムがあった。 そこで池上さんが、なぜ日本はこれまで反対してきた国連の核不使用の共同声明に突然参加するという方向転換をしたのかを解説している。 それは「唯一の被爆国が賛成しないのはおかしい」という批判にこれ以上逆らう事が出来なかったからだ。 そこまでは池上さんに解説してもらわなくてもわかる。 問題は賛成することと「核の傘」の両立がどうして出来たかだ。 なぜならば日本政府は「核の傘」の基本政策は変えていないからだ。 ここのところを池上さんは次のように答えている。 「・・・今回の声明の中に『核兵器を減らそうというすべての取り組みを支持する』という文章を入れることを条件に、賛成に回りました。アメリカに守ってもらうけれど、でも核兵器は減らしましょう、という方針にしたのです・・・」 この共同声明の案文追加(修正?)については当時の報道がこぞって書いていたことだ。 しかしこの解説は解説になっていない。 この案文追加(修正)のどこが賛成に回るだけの重要な意味を持っているか、そこを解説してもらわなければ訳が分からない。 こんな文章を追加(修正)するだけで賛成できるのならとっくの昔にそう交渉し、それを実現して賛同できたはずだ。 はじめから賛同しておけば批判もされず、日本の国際的評判も傷つかずに済んだはずだ。 池上さんでさえも答えられないほど今度の日本政府の方針転換の理由は不明確だ。 おそらく外務官僚以外にメディアも、池上さんも、ましてや国民も、誰も賛成に回った本当の理由はわからないままに違いない。 池上さんはむつかしい事を言わずにこう解説すべきだ。 批判に負けて賛成にまわった、ただそれだけだ、と(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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