□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年10月27日第800号 ■ ============================================================= 面と向かって中国と論争できなかった中谷元・元防衛庁長官 ============================================================= これでは日本は中国には論争で勝てない。 論争する前から負けている。 北京で開かれた日本と中国の政財界人によるシンポジウム「東京―北京フォーラム」の記事を読んで、そう痛感した。 きょうの朝日新聞が書いている。 10月26日からはじまったこのシンポジウムは尖閣をめぐり激しい応酬がなされる一幕があったと。 すなわち唐家セン元外相が「40年間の『棚上げ』の状態を破ったのは日本だ」、「日本は東アジアを頼るのか、米国を含む域外の代理人になるのか」と批判したのに対し、中谷元・元防衛庁長官は「領土の問題は国際法のルールで解決すべきだ」と反論したと。 これだけでは何のことかわからない。 激しい応酬だったとはとても思えない。 ところが同じシンポジウムを報じるきょうの毎日新聞はこう書いている。 中谷氏は唐氏が退席した後の討論会で次のように語ったというのだ。 「あまりにも気配りがない」 「言いっぱなしというのがあるが、これでは論法としても卑怯だ」 「マネーと発言内容は国際水準に達していないのでは」 「経済大国になったが、頭の中は改革が進んでいない」 なるほどこれは激しい。 そしてもしこれが朝日の言うところの「激しい応酬」であるというのならあまりにも情けない。 中谷氏の討論会での言葉は激しいがそれは論争ではない。 相手のいる前で面と向かって論争を挑む事なく相手のいないところで悪態をついただけだ。 元防衛庁長官まで経験した日本の政治家が、世界が注目するシンポジウムでこの醜態だ。 これでは到底日本は中国には勝てない。 日中関係の改善がいつまでたっても実現できないのは、日中双方の立場の隔たりを埋める努力以前の問題として日本の政治家の力量の欠如にあるのではないか。 つくづくそう実感させられた記事である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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