□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年10月20日第780号 ■ ============================================================= 千鳥が淵訪問の裏にある米国の意図を否定するジェラルド・カーチス ============================================================= きょう10月20日の日経新聞「永田町インサイド」はケリー・ヘーゲル両米国大臣の千鳥が淵献花の意図について書いていた。 その記事は今度の献花が米側からの発案であることを明らかにした上で、「首相在任中の靖国参拝を自粛してほしいとのサインだ」、「靖国参拝に代る追悼の形を日本側に示した」などという米国知日派の考えを紹介している。 誰もが容易に想像できる米国の意図だ。 私が驚いたのはその記事の中で菅官房長官が次のように語っていたことだ。 すなわち菅官房長官はこの献花が安倍首相の靖国参拝をけん制する狙いだという見方に、「当たらない、深読みだ」と反論したという。 よくもこんな見え透いたウソがつけるものだ。 何を根拠に菅官房長官はかくも明確に米国の意図を否定できるのか。 しかし菅官房長官がムキになって反論するのは分かる。 ただでさえ歴史認識をめぐって安倍首相は米国の国益を損なうと米国議会報告書に書かれるぐらいだ。 その上に安倍首相が公約に掲げる在任中の靖国参拝を米国に否定されれば、安倍首相の面目まるつぶれだ。 だから希望的観測をふくめてそう断言するのは女房役の菅官房長官としては当然である。 私が驚いたのはその日経の記事の中で、米国の政治学者であるジェラルド・カーティス氏が次のように菅官房長官と同じ事を語っているところだ。 「今回のケリー、ヘーゲル両氏の千鳥が淵墓苑の訪問はそれ(靖国参拝を中国、韓国が問題視していること)とは関係がない。安倍首相に靖国問題について何かのシグナルを送ろうとしたとも思えない」 これはあきらにウソだ。 米国務省のサキ報道官は18日の記者会見で安倍内閣の閣僚や日本の国会議員が靖国参拝をしたことについて、歴史問題を周辺国との対話を通じて友好的に解決するよう促している。 さらにいえば、米国の靖国問題についての立場は、中国や韓国が問題にしているからだけではない。 1953年に副大統領として訪日したニクソンは軍国主義を礼賛する靖国神社参拝を忌避している。 このニクソン大統領の靖国参拝拒否が日本政府が1959年に千鳥が墓苑建設に踏み切った理由の一つであるとされている。 この史実を米国の政治学者であるジェラルド・カーティス教授が知らないはずはがない。 カーティス氏は甘言を弄して日本をたぶらかすジャパンハンドであるという証拠である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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