□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年10月19日第777号 ■ ============================================================= 非常任理事国を返上したサウジアラビアと日本の狼狽 ============================================================= それでも日本は国連安保理事国になろうとするのか。 そう思わせる皮肉なニュースが飛び込んできた。 きょう10月19日の各紙がいっせいに報じている。 サウジアラビア政府は来年1月から2年間務める予定だった国連安保理事会の非常任理事国の地位をあっさり返上すると発表したというのだ。 これをみてさぞかし日本の外務省は狼狽していることだろう。 その理由がふるっている。 シリアのアサド政権が化学兵器を使って自国民を殺害したことに安保理は有効な制裁措置を取れず、パレスチナ問題も解決できない、もはや安保理の二重基準や仕組みのせいで世界平和維持のための資格を果たせなくなったからだという。 エジプトのムバラク体制が崩壊した今となっては、サウジアラビアは中東随一の対米従属国である。 いや世界でもイスラエルについでサウジと日本ぐらいだと言われるほどの属国ぶりだ。 そのサウジアラビアがここまで言って国連安保理事会を否定したのだ。 ひるがえって日本はどうか。 中国はもちろんのこと、肝心の米国にまで反対されている国連常任理事国入りにいまでも固執し、それがかなわずとも、せめて非常任理事国選挙には勝ちたいと改選時にはそれが最重要の外交課題であるかのように動き回る。 サウジアラビアはその日本が欲しがる非常任理事国の地位を、もはや国連安保理の一員になっても無意味であると言ってあっさり返上したのである。 日本は何のためにそこまでして国連の安保理事会入りを望むのか。 それはもちろん外務官僚のエゴである。 安保理事会において米国の票を一つでも増やして米国のご機嫌を取りたいという対米従属ぶりの外務官僚の一人相撲である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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