□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年10月17日第772号 ■ ============================================================= デフォルト騒ぎの米国に文句の一つも言えなかった日本 ============================================================= 米国のデフォルト騒ぎは回避の方向でとりあえず妥協が図られるようだ。 世界が安堵して再び世界経済は元に戻ることになる。 しかし、オバマケアか何か知らないが、自らの内政上の駆け引きで世界経済をここまで混乱させた米国の無責任さを、このまま黙って見過ごしていいはずはない。 世界金融秩序の責任者であるラガルドIMF専務理事は、世界を恐慌に陥れるなと米国に警告を発した。 世界の金融当局者もまた米国の政治的行き詰まりを批判し、世界の経済と金融市場に最大のリスクを突き付けていると声をあげた。 私が注目したのは中国だ。 中国の朱光耀財務次官は次のように米国にデフォルトを回避するよう求めたという。 「中国は巨額の米国債を保有しており重大な影響がある。米国は歴史の教訓を十分に理解すべきだ」と(10月8日東京新聞) 財務次官でさえここまで米国に注文をつけているのだ。 しかも米国は中国にとって最も大切な国だ。 ひるがえって日本はどうか。 日本は中国につぐ世界で2番目に米国債を保有している国だ。 米国債保有だけでなく、あらゆる金融・財政面において米国財政を支援してきたのは圧倒的に日本だ。 その日本は結局米国に文句のひとつも言う事なくデフォルト騒動は終ってしまう。 それどころか、あと数字後に判明する米国のデフォルト回避を見て、よかった、デフォルト回避のため妥協した米国の内政に感謝する、と真っ先にコメントを発するに違いない。 こんなお人よしの国は世界でも日本だけだろう(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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