□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年10月17日第771号 ■ ============================================================= 覚悟が足りない大坪元大阪地検特捜部長 ============================================================= 「真実は我にあるという信念は変わらないが、社会には受け入れねばならない不条理がある」 このような名言(迷言)を吐いて、元大阪地検特捜部長だった大坪弘道被告が最高裁への上告を断念したと報じられたのは10月9日だった。 私は9月25日に大阪高裁が大阪地裁の判決を支持して大坪らを有罪とする控訴審判決を下したことについて、9月28日のメルマガ第724号で書いた。 悔しいだろうがいくら大坪氏らが最高裁に控訴しても勝ち目はない。権力には勝てないことを一番良く知っているのは大坪氏だ。だから上告はしないだろう、と書いた。 その通りの展開になった。 私は大坪氏を支持するつもりはないが同情している。 今度の事件は最高検、最高裁と言う大悪が自らに批判の矛先が及ぶことを恐れて小悪である大坪氏らを切り捨てた事件である。 小悪を弁護する気はないが大悪の不正義を見逃してはならないと思う。 そう思っていたら大坪氏の驚くべき発言を発売中の週刊朝日10月25日号に見つけた。 すなわち「暴露本を執筆中?元特捜部長大坪弘道の裏肉声」という見出しの記事の中に次のような大坪氏の言葉が引用されていたのである。 「検察の裏についてぶちまけたいことがある。本気で三井事件(筆者註:自ら手がけた元大阪高検公安部長の内部告発つぶし事件)の話をすれば、いまでも2,3人のクビが飛ぶ」 その週刊朝日の記事は、この大坪氏の言葉を死って、「検察のウミは、一刻も早く公表してほしいものである」という言葉で結んでいる。 私も大坪氏はそうすべきであると思う。 しかし彼は決してそうする事はないだろう。 彼にこの国の司法組織と最後まで戦う覚悟はない。 そしてその事を私は批判するつもりはない。 権力の頂点を相手に戦うことがいかに厳しく、つらく、そして何よりも得る物が何もないことを私は知っているからだ。 権力と戦って勝てる唯一の権力は不正義は許せないと立ち上がる国民の怒りしかないのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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