□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年10月14日第764号 ■ ============================================================= 私の前で政治家の特権が欲しいと言って政治家になった食わせ者 ============================================================= 産経新聞は正直な新聞だ。 その反中国、韓国観とか、反憲法9条観とか、皇国史観とか、およそ賛成しかねるイデオロギーを掲げる新聞であるが、時として正しいことをどこよりも明快に掲げる。 ある意味で人間の本性に素直なところがある。 だから一定層の愛読者がいるのだろう。 きょう10月14日の社説もそうだ。 消費税増税をするなら政治家みずからが身を切れ、政治家の歳費や特権、そしてなによりも政党助成金を削減しろと書いている。 この事に異論のある国民は一人もいないはずだ。 そして我々はまもなくその事をあらためて痛感させられることになる。 遅れに遅れた臨時国会があす15日から始まる。 問題山積のおりから、野党は安倍自民党政権を厳しく追及するといい、メディアは意義のある論戦を期待すると書く。 まっかなウソだ。 今度の国会は50日間となっている。 本気で議論すれば十分な長さだ。 しかし、施政演説や一般質問などのセレモニーに最初の一週間が浪費される。 50日の間には安倍首相の外遊があり、連休もある。 それにしても安倍首相は無意味な外遊に熱心だ。 よほど楽しいのだろう。 安倍自民党政権には優先して成立させる法案があらかじめ決まっている。 いずれも問題があるものばかりだ。 当然ながらその取り扱いを巡った与野党間の駆け引きが行なわれる。 そのことがいまから語られている。 ようするに国対政治のために国会審議を中断するということだ。 おまけに野党は共産党を除いてみな壊滅状態だ。 それを知った安倍自民党政権は会期延長をすることなく、やりたいことだけをやって国会を閉じてしまう。 これを要するにほとんど実質的な審議が行なわれないまま国家は終る。 それをメディアは知っている。知っていながら有意義な国会論戦を望むと書きたてる。 そして何よりも国会論戦が無意味であることを知っているのが野党議員だ。 これを要するに、ただでさえ無意味な国会と国会議員が、民主党政権の自滅により完全に無意味になってしまったということだ。 だからこそ議員は722名も要らない。 減らせないなら政党助成金や国会議員の特権削減が求められるうのだ。 しかしどんなにその事が叫ばれても、一向にそれが実現されない。 なぜか。それは与党も野党も国会議員が特権を手放さないからだ。 それほど国会議員の特権は甘味があるということだ。 国会議員の特権を手放してなお国会議員を目指す。 私のインターネット政党構想はそういう人物の集まりであることが大前提である。 そのことだけでも公約に掲げて実践すれば国民の支持が得られるに違いない。 そう思って同志を集めようとしたが、ものの見事に一人も賛同を得ることは出来なかった。 政治家になりたい者たちはみな政治家の特権を知ってそれを求めているということだ。 私が声をかけて裏切られた一人は私の目の前ではっきりと言った。 歳費はもっともらいたいぐらいだ、と。 それを聞いた時、これはダメだと思った。 その人物が政治家になって、盛んに安倍政権打倒を叫んでいる。 どうにもならない政治の現実である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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