Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

天野IAEA事務局長に汚染情報操作を命じた茂木経産相
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2013年10月10日第752号 ■   =============================================================   天野IAEA事務局長に汚染情報操作を命じた茂木経産相     =============================================================  韓国が放射線汚染のおそれがある日本からの海産物輸入禁止措置を発表したのは2020年夏季五輪東京決定直前の9月6日であった。  それを知った私は9月9日のメルマガ第672号で書いた。  たとえそれが嫌がらせだとしても、放射能汚染水流出を止められず不安を払拭できない日本に文句をいう資格はない、流出を食い止める事が先決だ、と。  それでも安倍政権は韓国に禁輸措置の撤回を求め、撤回しなければWTOに訴えるとまで言いだした。  野党の民主党までもそんな安倍政権の肩を持って韓国に撤回を求めた。  この動きを見て私は9月24日のメルマガ第713号で書いた。  WTOに提訴することなどできるはずがない。そんなことをすれば汚染の実態が世界中の見ている前で検証されることになり、「汚染は完全にコントロールされている」というIOC総会の安倍ウソ発言が蒸しかえされて、恥をかくのは日本のほうだ、と。  しかしその後もWTO提訴の報道は続いた。  そしてついに10月8日の読売新聞は、「政府は7日、WTOの委員会で科学的根拠に乏しく不当だと主張する方針を固めた」と書いた。  正気の沙汰ではない。  そう思っていたら、なんときょう10月10日の読売新聞は、韓国が譲歩し始めたので提訴するかどうか見極めることにしたと書いた。  その記事をよく読むとこうだ。  韓国外相が「止むを得ない、暫定的な措置だ」、「国民の不安が解消されれば解除する」、と明言したという。これは韓国がはじめて見せた撤回に前向きな動きだ、そのような韓国の動きを見極めた上でWTO提訴を判断するというものだ。  これは明らかにあげた拳を振り下ろす機会を見つけているということだ。  韓国は譲歩などしていない。不安を解消してくれと言っているのだ。  日本が不安を解消できなければ、やりたくなくてもやらざるを得ないと言っているのだ。  当たり前の事である。  日本はWTOへ提訴などできる筈はない。  そんな事をすれば自らのクビをしめることになる。  ところが日本政府はあげた拳を下げる口実を見つけるとともに、その一方でWTO提訴に備えて驚くべき卑劣な行動を取っていたのである。  その事を書くのがこのメルマガの目的である。  きょう10月10日の毎日新聞に一段の小さな見出しで次のような記事があった。  すなわち茂木経済産業相が9日、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長と経済産業省内で会談し、東電福島第一原発の放射能汚染水漏れの問題の対策について政府として全力を挙げる姿勢を強調した上で、「信頼性の高いモニタリングと情報発信の分野で協力してほしい」として、周辺海域の水質調査の信頼性向上や対外説明などで支援を求めた、というのだ。  茂木大臣の目的は、もちろん後段の部分にある。  つまりIAEAとして汚染水の数値は危険のレベルではないと言ってくれと圧力をかけているのだ。  天野氏は日本政府によってIAEA事務局長に天下りさせてもらった官僚である。  経済産業省に呼びつけられて大臣から命令されて逆らえるはずがない。  汚染水問題で進退きわまった安倍政権はとんでもない不正を行なってまで汚染水問題を誤魔化そうとしている。これは世界を欺く恥ずべき国家犯罪ではないか。こんなことがばれたらそれだけで安倍政権は倒れることになる(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2026年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2026年7月19日に利用を開始した場合、2026年7月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2026年8月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する