□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年10月9日第751号 ■ ============================================================= 中国にまで批判されてはお終いの日中握手外交 ============================================================= 私に批判されるのはまだいい。 しかし中国にこのような形で批判されるようではお終いである。 そしてこれは安倍外交の失敗であるだけではなく、日本のメディアに対する痛烈な批判でもあるのだ。 きょう10月9日の東京と朝日が一段の小さな見出しで報じている。 安倍首相と習近平国家主席がAPEC首脳会議に先立ち、握手し、言葉を交わしたことについて、中国外務省の副報道局長が8日の記者会見で次のように不快感を示したという。 「このようなニュースを大袈裟に(日本メディアが)報道する事に意義があるのか」(東京新聞) 「騒ぎ立ててくだらないと思わないのか」(朝日新聞)と。 もちろん中国側のこの発言の裏には尖閣問題棚上げについてそれに応じようとしない日本側の態度に対する不満がある。 そしてそのような中国側の態度に対して反発を抱く世論は日本にもある。 しかし尖閣棚上げ論の是非と、握手外交や立ち話外交をさも首脳会談を行なったとばかり騒ぎ立てることへの批判はまったく別問題である。 原則論で譲れないなら首脳会談をしても意味はないとして首脳会談を急がないのならそれも一つの立派な政策だ。 そして中国は一貫してその態度を取っている。 それに比べて安倍首相の対応はあまりにも弱く、ぶれている。 原則は譲れない、首脳会談は急がない、と女房役の菅官房長官は記者会見で繰り返して来た。 その一方で安倍首相は立ち話外交を繰り返し、今度は握手外交である。 矛盾していないか。 そんな首脳外交は意味があるのか。 そんな首脳外交をあたかも安倍外交の手柄のように大騒ぎをする日本のメディアは恥ずかしくないのか。 中国の報道局長はそう言っているのである。 この言葉に反論の余地はない。 日本の内部でそういう批判が出るうちはまだいい。 しかし、中国側からそう言われるようではお終いだ。 そのうち韓国も言ってくるだろう。 安倍首相の広報役を一生懸命に担っている世耕弘成官房副長官はAPECでの一連の会合で安倍首相は韓国の朴槿恵大統領と複数回あいさつをかわす機会があったと宣伝し、それを各紙が3回だ、いや4回だと書きたてている。 どのような言葉をかわしたかもわからないのに、どうしてそれが大騒ぎをするほどの報道になるのか。 そう韓国側に言われても仕方がない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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