□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年10月5日第739号 ■ ============================================================= これは大手新聞が富裕者側に立っている事を示す象徴的な記事だ ============================================================= 9月30日の日経新聞「時流地流」というコラムに、「リニアかななつ星か」という見出しの要旨次のような記事があった。 すなわちその記事はJR東海がルートを発表していよいよ現実的なものになったリニア新幹線と、JR九州が10月15日から運行を始める豪華寝台列車「ななつ星」を対比して次のように書いている。 40年前の1973年、一世を風靡した標語に「せまい日本そんなに急いでどこへ行く」というのがあった。そんな古い標語を思い出させてくれたのがリニア新幹線だ。それと対極にあるのがJRの「ななつ星」だ・・・物質的な豊かさを追求する「リニア型」か、それとも精神的な幸福に重きを置く「ななつ星型」か。リニアが走り始める2027年の日本社会は、果たしてどっちが優勢だろうか・・・ 私はこの記事を読んで驚いた。 リニア新幹線が効率を最優先するビジネス向けの乗り物であることは日経の記事の言うとおりだ。 しかしななつ星の定員はたったの30名。3泊4日で九州を巡るその旅行代金は一人最高55万円という乗り物だ。それでも予約が殺到し来年6月まで完売しているという。 いずれも国民の多くが求めている乗り物ではない。 2027年の日本に求められるのはリニアでもななつ星でもない。 安くて安全な国民の輸送手段だ。 メディアの視線は常に一般国民の側に向けられなくてはいけない。 日経新聞が書くべきは2027年にはそのような輸送手段がどう充実されているかである。 このような記事を書いた森普也と言う記者も、このような記事を平気で掲載する日経新聞も、紛れもなく勝ち組の側に立っている(了)。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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