□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年10月3日第734号 ■ ============================================================= 対北朝鮮先制攻撃に合意した米韓軍事同盟の衝撃 ============================================================= オバマ大統領のシリア攻撃宣言に米国議会や世論が反対しオバマ大統領は断念せざるを得なかった。 その時、私は指摘した。 これは決して米国という国が武力行使に反対する平和国家になったわけではないと。 米国がシリア攻撃をためらうのは、シリア情勢はしょせん米国にとってどうでもいいことだからだ。もしアサド政権が米国に向かって脅威を及ぼすようになれば、一転して議会も世論もシリアへの軍事攻撃を叫ぶだろう、と。 その事を見事に証明したのが北朝鮮に対する先制攻撃に関する米韓合意である。 きょう10月3日の各紙が一斉に報じている。 韓国を訪れたヘーゲル米国防長官と金寛鎮(クムグアンジン)国防相は2日、ソウルで米韓安保協議を行い、北朝鮮の核ミサイル使用の兆候を探知した場合、先制攻撃することで合意したという。 これは衝撃的なニュースである。 各紙の取り扱いは小さいが、このニュースは我が国の外交・安保政策の根幹に関わる大きなニュースと受け止めるべきである。 なぜ衝撃的なのか。 それは、米国があのイラク攻撃の時から何も変わっていないという衝撃である。 しかし、もっと衝撃的なことは、その先制攻撃に合意した韓国政府とそれを許す韓国国民の対米従属振りである。 日本はその韓国と競って米国との軍事同盟関係を強化しようとしてきた。 そんな日本と韓国の対米従属振りを見越して、米国は日米韓三カ国の軍事同盟強化を推し進めようとしている。 北朝鮮と中国の脅威に対抗する為だ。 そして日米韓三カ国の軍事同盟関係強化の妨げになるから、韓国との関係をこれ以上悪化させるな、韓国と仲良くしろ、と米国は日本に迫ってきた。 当然のことながら日米韓三カ国軍事同盟もまた北朝鮮の核の脅威に対する先制攻撃を容認することになる。 日本にその為の協力を求めてくる事になる。 そのような軍事同盟に日本は決して参加してはいけない。 そんな軍事同盟に参加する事は北朝鮮との核ミサイル戦争に完全に巻き込まれる事になる。 憲法9条の精神の完全な破壊であり、日本の将来そのものを破壊することになる。 そんな事になるくらいなら日韓関係はこのまま悪い状態で構わない。 日米韓三カ国軍事同盟など強化されなくてもいい。 今度こそ日本は本気で日米軍事同盟の見直しを真剣に考えるべきだ。 いよいよ安倍政権は外交・安保問題で大きな試練に直面することになる。 それほど深刻な意味を持つ今回の対北朝鮮先制攻撃容認の米韓合意のニュースなのである。 なぜその事をメディアは国民に説明しないのだろうか(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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