□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年10月2日第733号 ■ ============================================================= 安倍首相の改憲論は「役にたたない」といい始めた米国 ============================================================= きょう10月2日の朝日新聞が注目すべき記事を掲載していた。 すなわち在韓米軍の高官が10月1日、憲法9条の改正などをめぐる安倍首相の発言やそれを受けた日本国内での改憲の議論について、「この地域の役にたたない」と記者団に語ったというのだ。 しかも単なる思いつきでそう言っているのではない。 「ここ数ヶ月の安倍首相の発言をすべて読んだが、率直に言ってこの地域の役に立たない」とまで言っているのである。 日本の自衛隊幹部や外務官僚がここまで米国首脳の発言を調べて物を言うか。 仕事に対する取り組み方の真剣度が基本的に違うのだ。 私がこの朝日の記事でもっと驚いたのは、在韓米軍高官のこの発言を受けて発表された米国防総省のリトル報道官の次のような談話である。 「米国は日米韓協力の拡大を期待している。歴史的な緊張はあるが、民主主義など共通するつながりに基づく未来があることも認識している」 言い方は穏やかで中立的であるが、要する在韓米軍高官の発言を支持しているのである。 日韓関係の悪化を損ねるような行動を日本がとり続けることは米国の国益にならないと言っているのである。 これまで米国は日本が憲法9条を変えるかどうかは日本が決める問題だと言ってきた。 その理由は決して日本の自主性を重んじるということではない。 憲法9条があってもなくても米国にとっては大した変わりはないということだ。 日米同盟の名の下に、米国は日本に対し安全保障に関するあらゆる要求を実現させてきたからだ。 しかしここに至って米国は憲法9条ついてそれを変えることは米国の為にはならないと言い出したのである。 これは大きな米国の動きである。 私は鳩山、小沢という二人の民主党の政治家が、米国の国益を脅かしたから潰されたとは決して思わない。 彼らはそこまでの反米政策を貫こうとしたわけではない。 しかし安倍首相がこれ以上かたくなな対中、対韓関係を続けるようなら、それは日米韓同盟にひびを入れ、米中関係にも悪影響が及ぼしかねない。 つまり安倍政権は米国の国益を脅かすことになる。 そうなれば米国は安部首相の退陣を迫るに違いない。 そんな米国の意向を先取りして外務官僚は安倍おろしに動くかもしれない。 絶頂にあると思える安倍首相の唯一、最大の敵は、米国と外務官僚である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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